動画は目的に合わせての制作が重要!
目的別の制作ポイントついて解説
スマートフォンが普及し通信環境が向上したなどの背景から生活の中で動画を目にする機会は増加しています。それに伴いビジネスにおいても企業が動画を活用したいと考える機会が増えてきています。なお動画の制作において《目的》の設定は非常に重要です。「誰のための」「何のための」「どんなシーンで活用される」動画なのか、その目的によって制作ポイントが異なりますので効果にも大きな差が生まれることとなります。 そこで今回は主な動画制作の目的とそれぞれの制作ポイントについて解説します。
【動画制作の主な目的と制作ポイント】
POINT
効果的な動画制作をするためには目的を意識することが非常に重要です。 想定される目的の種類と目的ごとの制作ポイントをご紹介します。
団体や商品などの認知度UP |
*目的 企業や各種団体、商品やサービスを知ってもらう。 *制作のポイント 映画の予告編のように詳細をあまり明かさずに商品やサービスの一部、或いはイメージだけを紹介する30秒程度の「ティザー動画」が効果的である一方、深い理解を促すことができる時間尺が長めの動画もよく制作されます。SNS等でティザー動画を配信し、長めの動画を自社サイトや団体公式Youtubeチャンネルで公開するなど複数アプローチをすることでシナジー効果も期待できます。 認知度を高めるためにはいかに消費者とのタッチポイント(接点)を増やすかという点が大切です。頻度が高く継続的に配信することでユーザーとのタッチポイントを増やすことが結果として効果を高めていきますので、1本の動画にこだわりすぎずテンポ良く制作・発信することも意識しましょう。 |
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企業や商品などのブランディング |
*目的 企業や各種団体、商品やサービスを知ってもらうだけではなく、信頼や共感を得て、ファンユーザーを増加させる。 *制作のポイント 近年モノ消費からコト・イミ消費に移り変わってきており、単なる機能的な訴求だけでは消費者には響かなくなってきています。人が何かを「好きだと感じる」「ファンになる」のは情緒的な部分が多くを占めますから理念やビジョンなどエモーショナルな訴求がメインとなります。ブランドのコンセプトが伝わるストーリーを描き、団体や商品の世界感を直感的に感じ取ることができるようにBGMやデザインのトーンにもこだわって制作することがポイントです。あえて商品やサービスの詳細や価格は排除し、共感や感動を与えることでファンを増やすことを目指します。 ブランディングは効果が出るまでに時間がかかりますので、長期的な配信を目的とした動画をこだわって作り込んだり、シリーズ化したりすることで効果を高めることができます。 ショートドラマ風の演出も情緒的な訴求が効果的にできるコンテンツです。 |
商品やサービスの購入・利用促進 |
*目的 商品・サービスの購入や会員登録を促進する。 *制作のポイント 商品・サービスの購入や会員登録を決断するためには、その商品やサービスが自身の不安や課題を解決できるかどうかの判断材料が必要です。そのため、どんなときにどんな場所でその商品またはサービスを活用できるのかがイメージしやすいような動画を作ることがポイントとなります。実写だけでなくイラストやグラフ・図などを用いたアニメーションでわかりやすく伝える方法もオススメです。その際には機能的な価値の訴求か情緒的な価値の訴求かどちらかに偏っている動画ではなく、両方のバランスが取れたものを意識することで訴求力が高まります。 SNSに掲載される短い動画で購入や利用を決断する方は稀ですので、的確な情報を伝えて信頼性を与えられるようにある程度時間尺の長い動画が効果的です。また商品やサービスの特徴を紹介するだけではなく、実際にその商品やサービスを使用した「お客様の声」を紹介する顧客インタビューを盛り込んだ動画も効果があります。 |
従業員のエンゲージメントUP |
*目的 従業員の士気や帰属意識を高める。 *制作のポイント 社内のどんな現場で働いている人でも会社の考えや状況をわかりやすく理解できるような動画を共有できれば帰属意識を高める効果が期待できます。仕事で忙しい中、視聴をすることになりますから1コンテンツの時間尺は5分以内と短めがオススメです。より従業員の興味関心を引きコミュニケーションの活性化につながるコンテンツとしては個々の従業員をクローズアップした動画が良いでしょう。自己紹介動画や社員のインタビュー動画はお互いの理解を深めるとともに新たなコミュニケーションのきっかけを生みます。 また経営者からのメッセージも士気を高めるために効果的です。単にメッセージを語るだけではなく経営者自身の人となりが伝わるような内容もエンゲージメントアップにつながります。 |
各種イベントなどの集客 |
*目的 イベントの参加者を増加させる。 *制作のポイント 集客を目的としたイベント告知動画では視聴者に「イベントに参加したい」と思ってもらえるワクワク感を演出することが求められます。伝えたい情報を整理してコンテンツ全体の時間尺を5分以内におさめ、冒頭ではわかりやすく魅力的なキャッチコピーや画像で興味を引くような構成が効果的です。認知度アップ施策と同様に情報の一部のみを公開するティザー動画もワクワク感の醸成に効果的です。またイベント主催者からのメッセージ動画を盛り込むと「イベントの目的」「参加メリット」が伝わりやすいです。視覚へのアプローチに加えてイベントのテーマにマッチしたBGMやナレーションの活用で聴覚にもアプローチすることを意識しましょう。動画から申し込みページへの導線をスムーズにしておくことも重要なポイントです。 また展示会やフェスタなど会期が複数日に渡る場合には、初日の会場の様子を動画撮影し『開催速報』としてWEB公開するといった使い方も効果的です。 なお展示会などのイベントにおいては自社ブースへの集客でも動画が活用されます。多数の企業が並ぶ中で自社ブースに興味を持ってもらうためにはエモーショナルな動きのある動画と印象的な音声(BGM・効果音・ナレーション等)をフル活用し、瞬間的に視聴覚に訴えかけることで入場者の関心を引くことができます。 |
各種イベントなどの盛り上げ |
*目的 イベントを盛り上げ、参加者の満足度を高める。 *制作のポイント イベントでのオープニングムービーやアタック動画は数秒~数十秒程度の短い時間尺で参加者の期待感を高められる内容が望ましいです。イベントと一口にいっても様々なジャンルがありますのでイベントの目的にマッチした内容を意識して制作することも非常に重要なポイントであるといえます。 ビジネスイベントであれば主催企業の代表やゲストなどが当日に参加できないなどの場合にその方のメッセージ動画を制作してイベント中に流すと盛り上がります。そしてイベント専用の動画だけでなくイベントの内容に応じてブランディング動画や商品紹介動画、会社案内動画などを効果的に活用しましょう。またイベントの締めくくりにはエンディング動画の制作もオススメです。特にファンミーティングのようなイベントや社員総会などのイベントではこのようなエンディング動画は効果的です。エンディング用動画を事前に制作して放映するのでも良いのですが、会期中に会場の様子を撮影しその場で編集して挿入したり、映画のようなエンドロールを流すのも盛り上がる演出です。エンディング動画には「これからも一緒に頑張っていこう」「これからも応援してください」というようなメッセージを盛り込むことでイベント参加によって得られた共感を未来へつなげられます。 |
マニュアルや広報などの情報共有 |
*目的 紙面では伝わり切らない情報も含めてわかりやすく伝える。 *制作のポイント 業務内容や伝達事項を細分化してそれぞれを短い動画コンテンツとして制作すると、内容が整理されて理解がしやすいといえます。また紙面のQRコードをスマホやタブレットで読み込むことで関連の動画がすぐに参照できるという方法も利便性が高いです。なお時間尺が短くても1コンテンツあたりの情報量が多すぎると理解が追いつかなかったり視聴者が離れたりしてしまう原因となります。伝えたい情報を絞り込んで構成するようにしましょう。 またどんな情報でも紙媒体よりも動画の方が効果や理解度が高いわけではありません。手順や動作などを見せたい場合は動画が効果的ですが、繰り返し読むべき社内ルールや規則については紙媒体の方が適している場合もあります。情報共有のための媒体として動画が適しているのかという判断も重要です。 |
人材採用・入学者募集 |
*目的 認知拡大や興味喚起、理解促進によって就職希望者や入学希望者を増加させ志望度を高める。 *制作のポイント 会社選びも学校選びも、これからの毎日をどのように過ごすことになるのかを決める重要な選択です。わからないところに飛び込むことは誰しも不安がありますので、業界や学科について知識がない人でも理解できるような動画にすることが大切です。企業や学校によっては消費者には分かりづらい商品を扱っていたり専門性の高い勉強をしていたりするともありますが、実写映像だけでなくイラストやチャートをアニメーションとして動かしたりナレーションやテロップを工夫することで理解度を高めることができます。 リアルな職場(教室)や1日の仕事(授業)の流れを見せたり、先輩社員や先輩学生のインタビューを使った動画もオススメです。また採用動画においては企業のトップからメッセージを動画に盛り込むことで信頼性や共感性のアップを図ることにもつながります。 |
【まとめ】
動画制作においての目的設定は非常に重要です。自分たちが伝えたい内容を感覚的になんとなく形にしただけでは独りよがりな動画になってしまいます。目的とターゲットの設定をしっかりした上で効果的な構成や演出手法を選んで動画を制作すればターゲットに対する訴求力が高まり、目的の達成へ近づくことができるでしょう。 目的を意識した動画制作が重要だといってもそれを実現するのは簡単なことではありません。KANSHAではお客様の目的や使用用途に合わせて動画制作ができるようにヒアリング(取材)をしっかり行い、シナリオ構成や演出手法また運用(アウトプット)方法などのご提案を致します。まずはお気軽にご相談ください。
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