HP、SNS、WEBの運用や広告…

ますます広がる動画の効果的な活用方法を解説

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一昔前は動画といえばテレビCMや街の大型ビジョンでの放映が主流でしたが、現在ではHP、SNS、WEB広告と活用場面が広がっています。とくにSNSを介した動画アプローチの広がりは顕著ですが、一口にSNSといってもそれぞれの特徴によって効果的な動画の内容や時間尺が異なります。そのため動画をどのような目的で制作するのかを考えるとともに活用場面を決めて動画の制作をする必要があります。 そこで今回は動画の効果的な活用方法について解説します。

【制作した動画の代表的な活用方法】

制作した動画の活用方法は多岐に渡ります。 代表的な4つの活用方法についてご紹介します。


自社HPへの埋め込み

自社HP(ホームページ)またはLP(ランディングページ)に制作した動画を埋め組んでコンバージョンの向上を狙う活用方法です。サイトに訪れたユーザーが動画を見ることによって理解を深めることができればウェブサイトが目標とする成果(購入や登録など)を高めることができます。 自社HPへの流入を増やすためにはSNSなどにも動画を投稿して流入経路を複数儲ける施策が効果的です。

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自社SNSへの投稿

自社SNSの活用が進んでおり、画像だけではなく動画を使うケースも増えています。自社SNSとは、企業の情報発信や商品の販促を目的として取得したSNSアカウントであり、このアカウントの投稿用として動画が活用されるのです。SNSは拡散力が非常に高いので、所謂バズるという状態になれば100万回以上の再生も期待できます。 代表的なSNSの特徴とそれに合わせた時間尺、演出方法の違いをご紹介します。

LINE

利用者数は日本で9600万人以上、世界で1億5000万人以上となっており日本で最も利用されている無料コミュニケーションツールといえます。 主な利用者層は10代~50代で男女問わず幅広く利用されています。お孫さんとコミュニケーションをとるためにLINEを利用するという方も多いため、意外にも高齢者向けの商材の訴求にも向いているツールです。

LINE公式アカウントは、普段私たちが日常的に使っているLINEアプリのビジネス版で、メールマガジン(メルマガ)のように集客や販促、コミュニケーションツールとして活用できます。


最適な時間尺:15秒以内を推奨


演出方法:10~20代のユーザー向けにはおもしろい演出やインパクトのある演出が効果的です。LINEは消費者が自ら公式アカウントに友だち登録をしてくれていますので、一定レベル以上の興味を持ってくれていることになります。興味を持ってくれている消費者に対して商品やサービスの魅力をより詳しくわかりやすく伝えることによって購入や登録につなげることができます。

Facebook

実名登録が必須のSNSです。比較的リアルな人間関係のある人とつながることが多く、ビジネスシーンでの利用も多数見られます。 利用者数は日本で2600万人以上、世界で28億人以上となっており世界で最も有名なSNSであるといえるでしょう。主な利用者層は30~40代で男女問わず幅広く利用されています。

Facebookには個人のアカウントとは別に、Facebookページと呼ばれる個別ページを開設できます。主に企業や団体が情報発信やコミュニケーションを目的として運用するケースが一般的です。機能も充実しているため、自社の姿勢や取り組み、商品・サービスなど公式的な情報を発信するのに向いています。


最適な時間尺:15秒以内を推奨ですが長尺も可


演出方法:中高年をターゲットとしたビジネス向けの演出が適しています。SNSの中では1投稿の滞在時間が長いという特徴があり30秒~60秒程度の長めの動画でも見てもらいやすいです。ストーリー性を重視して見応えのある動画を制作すると視聴回数を伸ばすことができます。

X(旧Twitter)

一度に投稿できる文章が140文字以内に制限されており、日常で起こったことを一言から「つぶやく」ことができるSNSです。リアルタイム性と拡散性に特徴があります。 日本で6,600万人以上、世界で3億3,000万人以上に利用されており、主な利用者層は10代~20代ですが30代〜40代の利用も多く男女問わず幅広く利用されています。

Xは自社のアカウントをフォローしていないユーザーに対してもリポスト機能によって情報を届けることが可能となっており、この拡散力によって即時性の高い情報発信ができます。


最適な時間尺:15秒以内を推奨


演出方法:リアルタイム性があるトレンドを意識した演出が適しています。Xは一般的にスクロールされるスピードが早いため短くてインパクトのある動画が有効です。また動画投稿の際に添える文章についても瞬時に内容をイメージできるようなものを意識することで興味を持ってもらいやすいので、視聴回数を伸ばせます。

Instagram

写真や動画を友人や知人、フォロワーと共有することができるSNSです。投稿を保存して見返すこともできます。 日本で6,600万人以上、世界で10億人以上に利用されており、主な利用者層は10代~30代で女性の割合が多いという特徴がありますが、近年では40代から50代の利用者も増えています。

Instagramにはハッシュタグ(#)機能があります。ユーザーはハッシュタグで検索をかけることで、そのハッシュタグがついた投稿をまとめて閲覧することができるので、ハッシュタグを活用することで、自社のブランドや商品に興味があり、まだ認知にまで至っていない顧客への接点を持つことも期待できます。


最適な時間尺:15秒以内を推奨


演出方法:女性をターゲットとした演出が効果的です。インパクトよりも世界観が伝わるようなフォントやカラーを駆使して制作された動画は人気が出やすいです。サムネイルも世界観を意識して統一感を出すと視聴回数アップにつながります。

YouTube

日本で7000万人以上、世界で20億人以上に利用されており、老若男女問わず人気のある動画配信プラットフォームです。

YouTubeを利用することで、SEOにも寄与できます。検索エンジンでは検索キーワードに最適な動画が上部に表示されることがあり、Youtube動画のタイトル・概要欄にキーワードを入れるなどの工夫をすることで検索エンジン経由で見つけてもらえる可能性が高まります。


最適な時間尺:4分以内または16分以上 (コンテンツにより異なる)


演出方法:利用者の幅が広いため、ターゲットに合わせた演出の検討が必要です。「短時間で見られる分かりやすい動画」または「長めの深く濃い内容の動画」の2つに視聴者のニーズが分かれてきていますので、コンテンツによって短めか長めかを上手く使い分けましょう。 動画としては特に冒頭の3秒でいかに興味を引けるかが重要です。3秒で面白いと思ってもらえなければユーザーは次の動画へと移動してしまいます。最も伝えたい内容を冒頭に持ってくるとともにインパクトのある文字やカラーを使うように工夫しましょう。目に留まりやすい印象的なサムネイルの作成も重要です。初めの3秒で心を掴むことができれば長い動画を視聴してもらえる可能性も高まります。 YouTubeチャンネルの概要欄や動画の説明欄は、チャンネルや動画の趣旨を伝える重要な役割を担っています。キーワードをうまく盛り込んで200〜300文字を目安に分かりやすい文章でまとめるとSEO対策としても効果が期待できます。

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SNS広告での表示

InstagramやXといったSNS広告の表示は現代において欠かせない動画活用方法です。 SNS広告は各プラットフォームが用意する有料のサービスですが、自社SNSへの投稿とは異なりターゲットを絞り込んで配信設定を行い、該当のユーザーのSNS上に表示させることができます。SNS広告はアカウントを運用していなくても利用可能です。SNS運用とSNS広告の違いを簡単に表すと中長期の効果に期待して実施するのが「SNS運用」、短期的な効果を期待して実施するのが「SNS広告」であるといえます。 SNSごとの動画制作のポイントについては上記<自社SNSへの投稿>を参考にしてください。 この章では代表的なSNS広告の特徴や各々に向いている商材をご紹介します。

LINE

公式アプリの友達登録などの情報を活用してターゲットを絞り込むことができます。

日常的に使われているアプリへの配信ができる点は大きなメリットです。配信方法には主に「デモグラフィック配信」「オーディエンス配信」「類似配信」の3つあり、トークリストだけでなくLINEニュースなど12の配信面に出稿可能です。


「デモグラフィック配信」→年齢や性別、地域、興味関心ごとにターゲットを設定して配信。

「オーディエンス配信」→サイト訪問者や商品購入などのユーザーデータなどをもとにターゲティングをして配信。

「類似配信」→ソースオーディエンス(コンバージョンオーディエンスやアップロードした顧客情報)に類似したユーザーにまで拡張して配信。


*向いている商材:ゲームやマンガのアプリ、アパレルのECサイトなど比較的少額でユーザーの決断が容易なもの

Facebook

実名登録制による高い精度の個人情報に基づいた興味関心でセグメントができるので、広告効果を高めやすいです。

気に入った投稿をシェアする機能による拡散も期待できます。大きく分けて「フィード」「インストリーム」「ストーリーズ」の3つの面に出稿できます。Instagramとの同時投稿も可能です。


「フィード」→タイムライン上に通常の投稿と同様に表示される。

「インストリーム」→動画コンテンツの再生前後や再生途中で流すことができる。どの動画コンテンツに配信するかは決められる。

「ストーリーズ」→ホーム画面の上部にあるストーリーズに表示される広告。スマートフォンであれば縦型のフルスクリーンで動画配信が可能。


*向いている商材: BtoB商材(ITツールや企業研修など)や中高年層に刺さりやすい商材(セミナー集客や人材求人、業務効率化のツール・アプリ、オーガニック食材など)


X(旧Twitter)

「リポスト」機能による高い拡散性が魅力です。

Xでは15秒以内の動画広告を推奨しています。「プロモビデオ」「プロモライブビデオ」「タイムラインテイクオーバー(ファーストビュー)」などに出稿できます。


「プロモビデオ」→タイムライン上に表示される広告。フォロワーのリポストと同様に表示される。

「プロモライブビデオ」→ライブ配信を行い、視聴者とリアルタイムでやりとりができる動画広告。

「タイムラインテイクオーバー(ファーストビュー)」→Xを開いたユーザーのタイムラインの上部に表示される広告。1日1社24時間限定の配信。


*向いている商材:マンガやアニメ、ゲームや化粧品など、若年層向けのものや話題性の高いもの

Instagram

基本情報、タブ検索、フォローしているアカウントの特徴、本人が投稿に付けているハッシュタグなどをもとにして細かく配信先を設定することが可能です。

大きく分けて「フィード」「ストーリーズ」「リール」「発見タブ」の4つの面に出稿できます。 Facebookとの同時投稿も可能です。


「フィード」→インスタグラムを開いた時に表示されるタイムラインのこと。動画だけでなく静止画も投稿されている。広告は、投稿と投稿の間に組み込まれて表示される。

「ストーリーズ」→ホーム画面の上部に24時間限定で表示される。スマートフォンではフルスクリーンで表示される。

「リール」→ホーム画面下部の再生アイコン(右から2番目)をタップすると表示される。最長90秒の縦型ショート動画のみが投稿できる。

「発見タブ」→ホーム画面の虫眼鏡マークをタップすると表示される。ユーザーの利用履歴に基づいて興味のあるコンテンツが表示される。


*向いている商材:若い女性に人気のある美容・アパレル系のものや旅行・飲食系のもの

YouTube

動画閲覧を前提としたYouTubeは動画広告との相性が良いです。

ユーザーの興味関心に即した広告が表示されます。動画広告としては「バンパー広告」「インストリーム広告」「インフィード動画広告」に出稿できます。


「バンパー広告」→動画の再生前後または再生途中で表示するスキップできない6秒以下の広告

「インストリーム広告」→動画の再生前後または途中で表示する5秒後にスキップできる広告とスキップできない広告(15秒または20秒)の2種類がある。

「インフィード動画広告」→YouTubeのホームフィードや検索結果に表示される形式の広告。


*オススメ商材:ブランディングではなく認知度アップでコンバージョン率向上が期待できる季節性のものや消費サイクルの早いもの


ストリーミングサービス

SNS以外にもTverやAbemaTVなどの動画ストリーミングサービスで流れるCMも注目されています。

サービスによって詳細は異なりますが性別・年齢・住所・番組ジャンルなどを指定できるようになっています。


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イベントや説明会などでの上映

多くの企業が集まる展示会やビジネスイベントではいかにして自社のブース・展示に目を留めてもらうかが鍵となります。ポスターや呼び込みだけではなくプロモーション動画や商品説明動画を目立つところで放映しておくことで注目度をあげることができます。通路を足早に行き交う来場者に自社ブースに興味を持ってもらうことが最大目的なので15秒程度の短い動画が適しているのは当然ですが、テロップやCG、BGMや効果音を含めてインパクトのある映像を制作することが効果を高めるための重要なポイントです。 大型の製品などを扱っていて実物を会場に持っていけないような場合も動画の活用は非常に効果的です。 また説明会やセミナーであっても、スライドだけではなく動画を上映することで短時間で多くの情報を伝えることができます。

【まとめ】

どんな目的で動画を掲載しようと考えているかによって最適な媒体は異なります。目的に合わせた動画制作を行った上で最適な方法で活用することが目的達成への近道といえるでしょう。 KANSHAではお客様の目的や用途に合わせて動画制作ができるようにヒアリングをしっかり行ってから動画制作に入ります。また各SNSでの運用や広告についてのご相談、動画ストリーミングサービスCM出稿枠の購入も可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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